Ｊ３アスルクラロ沼津 木札型年パス製作 地元福祉施設とコラボ
木工製品を扱う沼津市の障害福祉サービス事業所「クリエート太陽」とサッカーＪ３アスルクラロ沼津は、地元産木材による同クラブの２０２３シーズンパスの「木札型年パス」を製作した。利用者が手がけた温かみのある木札で、地域貢献と地元のＰＲを目指す。
年パスは、戸田森林組合（同市）から提供を受けたヒノキの丸太を、利用者や職員が小さく切り出して製造。レーザー彫刻でエンブレムを彫ったり、ニスを塗ったりして完成させた。
交流のあった同事業所にクラブが声をかけたことで実現した。これまでは紙で発行していたが、クラブの担当者は「利用者さんの意欲の高まりにつながればとお願いした。木のいいにおいがする」と話す。
事業所の製品は主に福祉イベントなどで販売するが、新型コロナ流行後はイベントの開催中止が相次いでいた。保田亜理佐施設長代理（４７）は「商品がいろんな人の手に渡る機会になりうれしい。利用者も楽しみを持ってできる」と喜んだ。
シーズンパスはＳＳ、Ｓ、Ａ席の３種類でそれぞれ値段が異なる。今季は１９試合が予定されていて、すべてに入場できる。問い合わせはアスルクラロ沼津＜電０５５（９２９）８８１１＞へ。
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