⚽清水エスパルス 左足首手術の神谷に期待 昨夏以来のピッチ「チャンスメーク」へ自覚
J2清水のMF神谷優太(25)が26日の岡山戦に途中出場し、昨年7月以来の公式戦のピッチに立った。昨年に手術した左足首の状態は良化。チームが開幕から2戦連続スコアレスドローと苦しむ中、攻撃で非凡なセンスを発揮するアタッカーの復帰は好材料だ。

岡山戦は後半31分に投入され、中盤のトップ下に入った。プレー時間が短く、膠着(こうちゃく)状況の打開には至らなかったが、「やっと僕(の今季)は始まった」と久々のピッチの感触をかみしめた。
J1柏から加入した昨季は夏に古傷の左足首の痛みが強くなり、手術を決断。シーズン終盤戦をリハビリに費やすことになった。清水での1年目はリーグ戦21試合1得点。チームも降格し、「良い1年とは言えない」と不完全燃焼に終わった。
開幕からゴールが遠い今のチーム状況は、攻撃の活性化役を担える神谷にとって本領発揮の場でもある。「(相手守備網の)間で受けてテンポを上げること。試合をつくり、チャンスメークすることが自分の役割なのかな」と自覚している。
今季は青森山田高時代に指導を受けた黒田監督がJ2町田の指揮官に就任。対戦時には恩師の前で成長ぶりを示せる楽しみもある。目標に掲げるのはチームの「J1昇格」。今季から新たに背負う7番のユニホームでピッチを駆け回り、停滞感に風穴をあけられるか。