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テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス、岡山と0-0 最後までゴール遠く J2第2節

岡山―清水前半、ゴールを狙う清水・松岡(左から2人目)=岡山・Cスタ(写真部・杉山英一)
岡山―清水前半、ゴールを狙う清水・松岡(左から2人目)=岡山・Cスタ(写真部・杉山英一)

 ①Cスタ▽観衆15695人
 岡山 1勝1分け(4) 0(0―0 0―0)0 清水 2分け(2)


 【評】清水はシュート数で上回りながら決め手を欠き、岡山と引き分けた。
 前半から右サイドを中心に攻撃を組み立てたが、決定的な場面につながらず。逆に岡山の攻勢を受けた。前半19分の強烈なヘディングシュートは権田が好セーブ。45分はクロスバーに救われた。
 後半は決定機をつくり出し、北川のクロスバー直撃のヘッドなどでゴールに迫った。終了間際にホナウドが好機を迎えたが、相手GKに阻まれた。

2試合連続スコアレスドロー
 清水はこの日も最後まで相手のゴールネットを揺らせなかった。開幕から2試合連続のスコアレスドロー。戦い終えた選手たちは険しい表情でピッチを後にした。
 18日の水戸との開幕戦では二つのシステムを使い分けたが、岡山相手には昨季の基本布陣の4-4-2で90分間を戦った。リカルド監督は「相手は中央に人数を掛けてくる」と対抗策として選んだと明かすが、勝利を引き寄せる効果的な手段とはならなかった。
 試合を通じて13本のシュートを放ったものの、遠めから狙う場面が中心。相手の守備を崩しきる決定機は限られた。開幕前は3バックの練習に時間を割いた中、今季初先発で奮闘したFWディサロは「4バックでの戦いは深めきれていない。もっと数をこなしていかないと」と言う。
 ゴールが遠い状況でも、守備陣は踏ん張り続けている。相手の屈強なFWにはDF鈴木が付いて決定的な仕事をさせず。センターバックでコンビを組むDF高橋も空中戦の強さを見せ、「危ない場面もあったがはね返せた」と息をつく。
 J1の昨季を戦った選手が多く残り、戦力はJ2屈指。ディサロは「勝ち点1を拾えて良かったと思っているうちは成長はない。そう捉えている人はいない」とチームの思いを代弁する。応援する人たちも思いは同じ。敵地に駆け付けたサポーターからは開幕戦に続き、奮起を促すようにブーイングが飛んだ。

高卒新人 森重がデビュー photo03 岡山―清水J2デビューした高卒新人の森重(右)=岡山・Cスタ
 清水の高卒新人FW森重が終了間際に出場し、Jリーグデビューを果たした。短いプレー時間で見せ場はつくれなったが、プロとしての第一歩を刻んだ。
 日大藤沢高から加入した身長198センチの大型ストライカー。最前線を主戦場とする韓国人FWオセフンのけがなどもあり、ベンチ入りした。FWチアゴサンタナとの交代でピッチに立ち、積極的にボールに絡んだ。「こんなに早くデビューできるとは」と素直な思いを口にしつつ、「出場時間を増やしながら得点に絡んでいきたい」と先を見据えた。

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