川の「いのち」見つけた 絵本と巡る自然観察会 「ママとね」企画
静岡県東部の子育て支援グループ「ママとね」は25日、三島市芝本町の飲食店「風土」で運営しているあひる図書館のイベントとして、自然観察会「絵本とめぐる源兵衛川のいのち」を市内で開いた。親子9組、約30人が参加した。
生き物の生態を題材にした「科学絵本」の読み聞かせで子どもらが好奇心を高めた後、市の中心部を流れる源兵衛川に入って生き物探しに挑戦。生態学に詳しい県職員の吉田大祐さんが講師として参加し、ヨシノボリやヌマエビなど見つかった生き物について子どもらに詳しく解説した。川沿いでは沢ガニの物語を描いた紙芝居も披露された。
子どもらは生き物を観察して絵を描き上げた後、生き物を川に戻した。吉田さんは「川の中の生き物に興味を持ってもらい、自然や命の大切さを感じてほしい」と話した。
観察会は四季ごとに企画され、今回は「ふゆごもり編」として初開催した。