佐鳴湖の環境議論 保護団体など交流 浜松市中区
浜松市と県、佐鳴湖周辺の自治会関係者、有識者らでつくる佐鳴湖地域協議会は23日、中区の静岡大浜松キャンパスで交流会(同大アメニティ佐鳴湖プロジェクト共催)を開いた。同湖の自然環境の課題などについて保護団体メンバーや専門家らが意見を交わした。
県立大客員教授の岩堀恵祐氏らによるパネル討論では、登壇者から「最近、魚や動物が減っている」「佐鳴湖のごみや見た目の印象を払拭する努力が必要」などの意見が出た。同湖とつながる新川放水路の完成で、湖水の塩分濃度が上昇したことが生物減少の要因との指摘もあった。
このほか、中央大研究開発機構の古米弘明機構教授が環境学習に活用できる「水辺のすこやかさ指標」を紹介した。