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テーマ : 経済しずおか

冷・温両方使えるネッククーラー エイ・エム・シー 2024年夏商品化

 輸送機器部品検査のエイ・エム・シー(浜松市北区)は、電極と半導体を組み合わせた構造を持つペルチェ素子を使用して、冷却と加熱ができるネッククーラー「ハビタブル」を開発した。今後は稼働状況をモニタリングしながら小型化など改良を進め、来年夏をめどに商品化につなげる。

エイ・エム・シーが開発したネッククーラー「ハビタブル」=浜松市中区
エイ・エム・シーが開発したネッククーラー「ハビタブル」=浜松市中区

 首に付けるアルミ製の熱伝導バーなど本体と、腰に付けるモバイルバッテリーなどが入ったバッグをポンプでつなぎ、冷却剤を循環させる仕組み。板状のペルチェ素子に直流電流を入れ、約15度のクールと約40度のホットのモード変換を可能にした。
 約4時間は安定した温度で作動する。クールモードでバッグに保冷剤や凍らせたペットボトルを入れると、より効果を発揮するという。
 伊倉栄太郎社長(45)は「温暖化で厳しい労働環境となっている工場や農業、ゆるキャラなど着ぐるみを着て働く人たちの役に立てれば」と話す。商品化すれば価格は税別1万円前後になる見込み。

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