1月輸送人員8%減 駿河湾フェリー 運航率低下響く
一般社団法人ふじさん駿河湾フェリー(静岡市清水区)が21日発表した1月の利用状況によると、輸送人員は前年同月比8・6%減の4395人だった。強風による高波などで運航率が低下したことが響いた。
1月の利用実績としては1隻体制となった2009年以降で20年(1790人)に次ぐ低水準だった。前年割れは4カ月連続。
乗用車は6・6%減の1289台、バスは25・0%減の12台、徒歩乗船者は24・5%減の643人だった。二輪は10・0%増の166台で、1月としては09年以降で最も多かった。
運航率は78・8%で、前年同月から11・6ポイント低下した。年始に部分欠航が重なった。
ふじさん駿河湾フェリーによると、インバウンド(訪日外国人客)はアジアを中心とした個人客が増加傾向にある。担当者は「静岡空港の国際線再開に期待している」と話した。