会員制カレー店 三島に４月オープン サウナや交流生む仕掛けも
食とサウナを通じて人がつながる会員制カレー店「６ｃｕｒｒｙ＆ｓａｕｎａ（シックスカレー・アンド・サウナ）」が４月、三島市のＬｔＧスタートアップスタジオにオープンする。月額の会費を支払うメンバーが共通の趣味で部や同好会を結成したり、一日店長を体験したりする。３月２６日までクラウドファンディングを実施し、初代メンバーを募集している。
２０１８年から東京・渋谷、恵比寿で２店舗を運営していた「シックスカレー」のブランドを三島市の加和太建設が受け継ぎ、三嶋大社前の市中心部に店を構える。メンバーは会費に応じて３種類に分けられ、月に２５００円を支払うと１日１杯のカレーが無料になる。敷地内の石倉を改装したサウナや富士山の湧水をくみ上げた水風呂、シャワーなども利用できる。
東京での２店舗は既に閉店したものの、累計２千人の既存メンバーが三島を訪れるきっかけにもつなげる。店内で人が知り合う仕掛けを作り、共通の趣味で３人以上が集まれば同好会、１０人で部が誕生し、活動する。店はメンバーに部活動などの情報を発信し、さらなる人的交流を後押しする。
三島の新店舗では２、３種類のカレーを提供し、東京よりも量を少なくする代わりに会費を減額する。メンバーの権利として体験できる一日店長は特技を披露して人をつなげ、お客からチップとして店内で使える“通貨”を受け取ることもあるという。月５００円から気軽に入会でき、店の利用や部活動の参加が可能になる。
シックスカレーのブランドを立ち上げ、三島での店舗運営を担う同市出身の新井一平さん（３７）は「三島は交通の便が良く、多様な人が集まる交差点になり得る。面白い街に盛り上げたい」と語る。
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