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テーマ : 議会しずおか

浜松新球場案「1.5万~2.2万人ドーム」 静岡県が県議会会派に提示

 静岡県が14日、浜松市西区の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場の収容人数と構造を「1万5千~2万2千人規模のドーム」に絞り込み、県議会の一部会派に方針を伝えたことが分かった。最大会派の自民改革会議からは財政負担への懸念などから異論が相次いだ。

静岡県庁
静岡県庁

 県は規模や構造が異なる複数の球場案について、概算事業費や維持管理費、経済波及効果などの観点から評価した。2万2千人規模(草薙球場相当)のドームと1万3千人規模(愛鷹球場相当)のドームが最も高い評価で、地元の建設促進期成同盟会やアマチュア野球団体の要望などを踏まえて評価案を取りまとめた。
 ドームは天候に左右されず、プロ野球球団から「優先的に地方開催の候補に挙がる可能性が高い」と評価を受ける一方、高額な事業費や利用料金が課題となる。県は財政負担軽減を目指して民間資金の活用調査を実施し、費用負担や役割分担、協力体制について地元と協議、調整を進める考えを示した。
 関係者によると、自民改革会議からは「需要予測の根拠が不明確」「野球場に多額の事業費を投じることに理解を得られるのか」などの意見が出た。
 県は3月1日の県議会建設委員会で評価結果を公表する方針だが、議論は曲折も予想される。

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