国内屈指の音楽家 三島に集う 公演でクラシック、大河テーマ曲
音楽の機会が奪われたコロナ禍の2020年、三島市の小さな音楽会に出演した国内屈指の音楽家が再び集う「三島せせらぎ音楽祭」のコンサートが12日、市民文化会館で開かれた。
国内外で活躍する音楽家15人が出演し、「ふれあいステージ」「ザ・クラシックステージ」の2部制でコンサートを開催。モーツァルトやショパン、チャイコフスキーなどの多彩な曲目が演奏され、美しい音色を響かせた。三島や伊豆も舞台になった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でメインテーマの指揮者を務めた広島交響楽団音楽総監督の下野竜也氏も登壇し、自らタクトを振ってテーマ曲の演奏を披露した。
同音楽祭は日本のトッププレーヤーがコロナ禍で演奏の場を提供した三島に感謝の気持ちを込め、国内最高峰のオーケストラを市民に届けるプログラム。小学校での訪問コンサートや音楽クリニックも開催した。