スマホ不慣れな人を支援へ 長泉町が相談員養成講座
長泉町は、スマートフォンなどデジタル機器の操作に不慣れな人を支援するスマホ相談員の養成を本格化させる。8日、住民対象の講座を町役場で初めて開いた。講座は新年度も継続し、個人だけでなく町の出先機関、商工会、観光交流協会などにスキルのある人材を増やしていく。
町は行政サービスのデジタル化と並行し、高齢者らスマホ操作に慣れない住民を対象にした普及促進講座を実施する中で、単発講座では操作の習得が難しいと判断。初回講座に参加した10人は、講師のソフトバンク社員から基本操作、LINE(ライン)の使い方、オンライン申請サービスの内容などを学び、2人一組で実際の相談を想定し練習した。
高齢者の生活支援ボランティアに取り組む参加者の小池友治さん(73)は「高齢者がLINEを使えれば、独居や施設入居者の方もコミュニケーションがとれる。スキルを身につけて普及につなげたい」と話した。