百人一首名人戦で連覇 川瀬さんが三島市長に報告
1月に滋賀県で開かれた小倉百人一首の日本一を決める第69期名人位の決定戦で2連覇を果たした三島せせらぎ会所属の川瀬将義さん(28)=長泉町=が7日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。
川瀬さんは結婚を機に同町へ移住し、三島せせらぎ会の会長で名人戦14連覇を達成した西郷直樹永世名人を相手に腕を磨いている。初タイトルを獲得した昨年と同じ顔合わせとなった名人位決定戦では、勝敗の行方が最後の1枚までもつれ込む大接戦に。「どちらが勝ってもおかしくない戦いだった」と振り返り、「必勝祈願をした三嶋大社の御利益があったのでは」と語った。
5連覇すると与えられる永世名人の称号を目指すという。豊岡市長は連覇をたたえ、「三島にもかるたを普及させ、小学生にも技を見せてあげたい」と話した。