あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

沼津市民体育館にお別れ 28日まで「感謝」自由に書き込み マツナガマサエさん表現

 老朽化と新総合体育館の開館に伴い、28日で閉館する沼津市民体育館(同市高島本町)のお別れイベントが4日、同館で始まった。同日は同市のイラストレーター、マツナガマサエさんが、1階ロビーに桜の木などを描いて彩り、約50年の歴史に感謝の気持ちを表現した。利用者は28日まで、壁やガラス窓などにお別れのメッセージを書くことができる。

閉館を前に、ロビーに絵を描いたり、メッセージを記すマツナガさん(左)や利用者=沼津市民体育館
閉館を前に、ロビーに絵を描いたり、メッセージを記すマツナガさん(左)や利用者=沼津市民体育館

 マツナガさんは高さ2メートル余り、幅約250メートルのガラス窓や壁、柱をキャンバスに見立て、満開の桜の大木を描いた。マツナガさんは「私も子どもの頃、卓球をするために通った思い出の場所。桜に別れと始まりのイメージを込めた」と思いを語った。
 利用者もメッセージやイラストを自由に記した。7年間、バドミントンのために通ってきた浮島中1年の野崎瑛太さん(13)は「『お世話になりました』と書いた。置かれたトロフィーなど、歴史を感じる場所だった」と惜しんだ。
 同館は1973年に開館。これまで市民のスポーツの場として親しまれてきた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ