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テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 権田、サンタナら清水残留 J1復帰へ全力、決意新たに

  J2清水は1日、GK権田修一(33)、MF松岡大起(21)、FWチアゴサンタナ(29)の3選手と今季の契約を更新したと発表した。いずれも他クラブへの移籍を見据えていたが実現せず、チームに残留することになった。

ゴール量産を誓い、シュート練習に励むチアゴサンタナ(中央)=鹿児島ふれあいスポーツランド
ゴール量産を誓い、シュート練習に励むチアゴサンタナ(中央)=鹿児島ふれあいスポーツランド

 権田は昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会で日本の守護神として活躍。次回のW杯を目指すことを公言し、レベルの高い海外クラブへのステップアップを望んでいたが、かなわなかった。
 松岡は以前から希望していた欧州クラブへの移籍を模索したが、成立せず。パリ五輪世代のホープはプロ5年目で初めてJ2でプレーする。
 チアゴサンタナは来日2年目の昨季、J1の得点王を獲得。チームのJ2降格で移籍の可能性が高まったが、高額な移籍金などを理由に交渉がまとまらなかった。J1得点王がJ2に戦いの場を移す異例の状況となる。

昨季得点王のチアゴサンタナ 昇格へゴール量産誓う
 FWチアゴサンタナが今季もゴール量産を誓う。清水に残留することが決まった昨季のJ1得点王は「昨年よりも良いシーズンにしたい。最善を尽くし、昇格できれば」とJ2得点王とチームのJ1復帰を目標に定める。
 昨季はリーグ戦27試合14得点と絶対的なエースストライカーとして活躍した。ただ、チームはJ2に降格。「得点王にならなくてもいいからJ1には残りたかった」と最終節の試合終了後には涙に暮れた。優良助っ人には移籍話が、寄せられたが条件面で折り合わずにチームに残ることになった。
 ただ、3年目となった清水での生活には愛着も感じていた。家族と暮らし、小学生の娘は移籍によって転校する可能性があると聞かされると泣いて悲しんだという。自身も「良い雰囲気のチーム」と仲間たちとの日々を楽しんでいる。
 結論が出た今、清水の一員として全力を注ぐ準備はできている。始動からチーム練習に参加し、コンディションを維持。練習試合にも出場し、持ち味の体の強さやパワフルなシュートを見せている。
 鹿児島入り後は練習中に頭部を痛めて一時別メニューで調整していたが、すでに合流。4日のJ2磐田との練習試合にも出場できそうだ。カテゴリーが下がるシーズンを戦うが、「プロであることを示す」と変わらぬチームへの献身を約束する。

権田「精度にこだわる」/松岡「けがせず高いパフォーマンスを」
 海外クラブへの移籍を目指していたGK権田とMF松岡も気持ちを切り替え、清水での決意を示した。
 権田は「エスパルスが強豪クラブと呼ばれる日まで自分が少しでも力添えできたら」と強調。昨季までは主将を担ったが、重責を外れた今季は「一人の選手として楽しみつつ、ピッチ内では精度にこだわりたい」と述べた。
 松岡は「自分自身の成長がチームのためになる」と向上を追い求める姿勢を崩さない。昨季は春季キャンプでけがをして出遅れるなど不本意な1年を送り、「けがをせずにコンスタントに試合に出続け、高いパフォーマンスを示したい」と意気込みを口にした。

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