お茶づくし島田旅 「茶ウナ」で一汗、緑茶で一服 特産満喫の新プラン
島田市観光協会が大井川鉄道や市内の観光拠点と連携し、特産品のお茶を活用した新たな観光事業「しまだ茶ーリズム」を開始した。目玉は川根温泉ふれあいの泉(同市川根町笹間渡)に設置した屋外サウナ「茶ウナ」。大鉄も「列茶」と名付けた観光列車を運行するなど、大井川流域で島田茶を満喫するプランをPR中だ。
サウナでは熱した石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」に島田産のほうじ茶を使い、サウナの本場フィンランドで使われる白樺(しらかば)の葉「ヴィヒタ」にちなんで耕作放棄茶園の茶樹を束ねた「茶ヒタ」も用意した。
サウナの後は温泉施設内の休憩室で緑茶を入れ、隣接する川根温泉ホテルの料理長が考案したおにぎりや菓子と一緒に味わう。同ホテルでは1日1組限定で特別客室「茶ンセプトルーム」を用意し、宿泊客は茶ウナや緑茶に合う食事を楽しむことができる。
「列茶」は1月29日に日帰りモニターツアーとして運行し、車内で緑茶やオリジナル弁当を提供した。観光協会の担当者は「島田ならではの体験と『至高の一杯』を組み合わせるコンテンツを今後他の場所でも展開したい」と話している。
茶ウナ(事前予約制)とホテルの客室プラン提供は2月末まで。予約は島田茶ーリズムホームページ<https://shimadacharism.jp>へ。