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「二度と見られない」ZTF彗星 静岡市清水区の山田さんが撮影 2月2日、地球最接近

 今回を逃すと地球から二度と見ることができないとされ、天文ファンに話題の「ZTF(ズィーティーエフ)彗星(すいせい)」を、静岡市清水区上清水町のアマチュア天文家山田昇さん(70)が撮影した。国立天文台(東京都)によると、彗星は2月2日未明に地球から約4200万キロまで近づく。担当者は「天の川が見えるような十分に暗い空であれば肉眼でもぼんやり見ることができる」と話す。

白い尾を引いて輝くZTF彗星=25日未明、静岡市清水区上清水町(山田昇さん提供)
白い尾を引いて輝くZTF彗星=25日未明、静岡市清水区上清水町(山田昇さん提供)

 山田さんは1月25日午前4時半ごろ、自宅から250ミリの望遠レンズを向けて90秒間露光で撮影。25枚を加算平均合成(ノイズ処理)した。彗星に含まれるガスの成分で核が緑色に輝く様子や、彗星から放出されたちりが太陽光で照らされて尾が白く輝く様子を収めた。
 彗星は2022年3月、米国のパロマー天文台が発見した。前回は5万年ほど前に太陽に近づいたが、軌道変化で今後は太陽系から離れ二度と戻らない可能性が高いとされる。山田さんが所属する県天文研究会は2月18日夜に静岡市清水区内で観察会を行う。

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