名古屋の企業に観光商品発信 2地銀が初の商談会
静岡銀行は19、20の両日、包括業務提携を結ぶ名古屋銀行と初の合同商談会をオンラインで開いた。トヨタ自動車系の定額制車両利用サービス事業者「KINTO(キント、名古屋市)」とのマッチングをテーマに、地域企業に協業の機会を提供した。
包括業務提携を結ぶ山梨中央銀も協力し、静岡、愛知、山梨3県の27社が参加した。アウトドア用品や観光などの各分野で、若年層が多いキントの利用者に訴求する商品・サービスを提案した。
静岡市清水区三保でサーフショップやホテルを運営する「ゴーシーズ」は、地元名産の折戸ナスを使った料理と宿泊、マリンスポーツを組み合わせた旅行商品をアピール。合志明倫社長は久能山東照宮を含めたドライブルートも提案し、「キントと協業できれば訴求効果は大きい。大河ドラマ効果も生かし、県外から多くの人を三保に呼び込みたい」と意気込んだ。
静岡銀はこれまでに山梨中央銀と商談会を20回開催。今後、名古屋銀とも商談会を重ね、取引先企業の商圏や販路の拡大を支援する。