女子中学生、母親殺害か 牧之原、体に複数箇所刺し傷
16日午後11時50分ごろ、牧之原市の住宅の一室で、この家に住む40代の女性が刺されたとの内容の110番が同居する家族からあった。女性は複数箇所を刃物で刺された状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。県警は中学生の長女(13)が母親を切り付けた殺人事件と断定。長女をその場で保護し、事情を聴いている。

関係者によると、通報を受けて署員らが駆け付けた際、母親は寝室のベッドの上で、あおむけ状態で血を流して倒れていたという。体には複数の刺し傷が確認され、首付近も切られたとみられ、出血がひどく、17日午前1時半ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。県警は司法解剖をして死因を特定する。
14歳未満は「触法少年」として扱われ、刑法は「14歳に満たない者の行為は、罰しない」と規定。処罰対象から除外していて、刑事責任は問われない。警察は必要な調査を実施し、少年法に基づいて事件を児童相談所に送致するなど必要な手続きを取る。
県警は既に児相に通告。長女を保護して事情を聴くなどし、動機などを慎重に調べる。