20歳の門出 障害者らを祝福 富士で式典
富士市は15日、障害など身体や精神的な理由で「はたちの記念式典」に参加しなかった20歳を対象にした「もうひとつのはたちの記念式典」を同市教育プラザで開催した。大人として節目を迎えた17人を関係者が祝った。
富士特別支援学校の卒業生らが振り袖やスーツに身を包み、記念撮影を楽しんだ。
式典では同校の恩師からのビデオメッセージが上映された。小長井義正市長は「これまでの20年間を振り返り、これからどんな人生を送ろうか考える良い機会にしてほしい」とあいさつし、森田嘉幸教育長が代表者に記念品を贈った。
市は大人数かつ長時間の式典への参加が難しい障害者らに配慮し、時間を短縮した式典を開催している。