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記者コラム「清流」 中小企業の宇宙への挑戦

 高度400キロから地上の撮影に向け、浜松市北区の中小メーカー原田精機が2基目となる超小型人工衛星をロケットで打ち上げ、国際宇宙ステーションから地球の周回軌道に放出した。
 衛星は地球を約90分で周回する。搭載する反射式望遠鏡の全長はわずか15センチ程度だが、地上の大型車が判別できるほどの撮影能力を持つ。
 同社はシンプルな機能で価格を抑えた衛星の商用利用を目指している。人工衛星の運用も手がけ、1基目は既に撮影に成功した。2基目の今回も試験運用を行いながら撮影にチャレンジする予定だ。
 人工衛星を活用した高速通信サービスが始まるなど、宇宙ビジネスは活発になっている。宇宙から気軽に記念撮影ができるような時代が来るのか期待が膨らむ。

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