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静岡市歴史博物館 グランドオープン タイムライン速報


 静岡市歴史博物館が13日、グランドオープンしました。建設構想から30年。ついに開館する博物館の展示内容は。見どころは。現場で取材している「あなたの静岡新聞」の記者が、タイムライン形式でお伝えします。(更新終了)

 

1階

 

■戦国時代末期の道と石垣の遺構
 

コンセプトは「土地の記憶、新たな交流」。戦国時代の道と石垣の遺構が博物館内に露出展示されています。徳川家康が駿府城を築き、まちの姿が変化していた時代の遺構と考えられています。

 

 

2階

 

■大御所外交メディアテーブル(映像)
 

外交に携わった人物や外国からの贈り物などを、映像と音声で紹介。手をかざすとキャラクターが話し出し、子どもも楽しめそうです。

 

 
 

■紅糸威腹巻 復元模造/原資料は静岡浅間神社所蔵
 

家康が駿府で元服した14歳頃、武士の子どもが初めて鎧を着る儀式のときに、今川義元から贈られたとされる鎧です。意外と小さく見えます。

 

 
 

■伊予札黒糸威胴丸具足(歯朶具足) 復元模造/原資料は久能山東照宮博物館所蔵
 

家康が59歳のときに関ケ原の戦いで身につけ、晩年の大坂の陣にも持って行ったとされます。いずれも徳川家康の人生を象徴する鎧といえます。

 

 
 

■桶狭間今川義元血戦/静岡市所蔵
 

今川義元が織田信長と戦って討死した様子を描いた三枚続きの錦絵。甲冑をまとい、勇ましい義元です。

 

 
 

■今川義元木像 複製/原資料は臨済寺所蔵
 

身分が高い公家の姿です。今川氏のもとで教養を積み、後に家康は平和な世を築きました。

 

 
 

■東照大権現像/静岡市所蔵
 

没後に神としてまつられた家康の肖像画です。家康のイメージでこの絵を連想される方が多いのでは。大きな耳は福耳でしょうか。

 

 
 

■日めくりカレンダー
 

博物館作成の「家康さん日めくりカレンダー」。冬は鷹狩りばかりしていたようです。

 

 

3階

 

■東海道図屏風(マッケンジー本)/静岡市所蔵 県指定文化財
 

3階に入るとすぐに屏風絵が迎えてくれます。東海道の賑わいが分かる、旅と人々の暮らしを伝えています。

 

 
 

■人宿町三丁目のお踟(模型)
 

可愛らしい模型もありました。お子さんが喜びそうですね。町人が仮装行列や屋台からなる「踟」(ねり)を出している様子です。

 

 
 

■まちの風景ー昭和30年代の静岡ー(模型)
 

駿府公園の中に、駿府会館、球場、児童会館が再現されています。50代以上くらいの方にはグッとくる風景なのだとか。

 

 
 

■展望ラウンジ
 

3階からは駿府城公園やお堀の周りの景色も楽しむことができます。

 

博物館の周辺

 

■駿府城公園に隣接
 

歴史博物館は、駿府城公園の目の前に立地しています。大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康を演じる俳優・松本潤さんが先日、巽櫓(たつみやぐら)を背に記念撮影にしていましたね。

 

静岡・浜松会場写真特集 大河ドラマ「どうする家康」出陣式を読む
 
 

■建物のデザインも見どころ
 

博物館のデザインも要注目。金沢21世紀美術館やルーブル美術館別館を手掛けた建築事務所「SANAA(サナア)」が設計を担当しました。二つの建物を東西にずらした「雁行配置(がんこうはいち)」で館がレイアウトされています。

 

一般公開

 

■博物館前
 

午後2時の一般公開を前に、約100人が並んでいます。

 

 
 

■1階
 

「ハグコーヒー静岡市歴史博物館店」もにぎわっています。コーヒー、シェイク、ラテのほか、Tシャツや豆菓子なども並んでいます。

 

 
 

 

グランドオープンに合わせ、1階の戦国時代末期の道と石垣の遺構でコンサートが行われています。

 

 

記念式典

開館記念式典であいさつする静岡市歴史博物館の中村羊一郎館長
 

■田辺市長、中村館長があいさつ
 

田辺信宏市長は「公民連携で取り組みを進めてきた」と歩みを振り返りました。中村羊一郎館長は「今、徳川家康がブーム。その中で開館を迎えられたことは、家康からの最高の贈り物」とあいさつしました。

 

 
ビデオメッセージを寄せた静岡市歴史博物館名誉顧問の春風亭昇太さん
 

■名誉顧問に徳川家広さん、春風亭昇太さんら
 

名誉顧問には、徳川家広さん(徳川宗家19代当主)、小和田哲男さん(歴史学者)、春風亭昇太さん(落語家)が就任しました。



 

 

■施設概要
 

2023年1月13日グランドオープン。徳川家康の生涯や魅力、若き家康を育てた今川氏の活躍、家康により整備された東海道と駿府城下町の様子などを紹介します。2月26日まで、企画展「徳川家康と駿府」として、家康ゆかりの品々を一堂に集めて展示します。 混雑緩和のため、展示室の観覧はウェブ予約制。同博物館公式サイトから予約できます。開館時間は午前9時~午後6時。

 

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