人口減少対策、デジタル活用など協議 創生県民会議・中部 藤枝
静岡県は12日、地方創生に向けた施策などを検討する「美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議」の中部地域会議を藤枝市の小杉苑で開いた。県と中部7市町の行政職員のほか、教育、産業、金融といった各機関の代表者ら約30人が出席し、人口減少対策やデジタル技術の活用などについて意見を出し合った。
県の担当者が災害対策や雇用創出、地域資源の発信といった今後の戦略を説明。中部地域ではヘルスケアサービスの創出や、食文化を生かしたガストロノミーツーリズムを進める方針を示した。構成メンバーからは、保育人材の県外流出防止や、学生と企業のマッチングを広域的に展開する必要性を指摘する声が上がった。
デジタル技術の活用では、テレワークや遠隔での教育、医療などを導入し、地方への多極化を図り、社会課題の解決を目指す方向性を確認した。