110番 適正利用を【御殿場/伊豆/裾野】
御殿場は富士娘が呼びかけ
御殿場市の観光イメージガール「富士娘」が御殿場署の一日署長を務めた。同市と小山町で、110番の適正利用を呼びかける「ボイスパトロール」を行った。
第34代富士娘の菊地理江さんと芹沢春香さんが務めた。警察官の制服に身を包み「地域の安全を守っていただきありがとうございます」と署員にあいさつ。指揮棒を振ってパトロール出発を申告した。
パトカーで管内を巡回し、拡声器を使って「110番は事件事故など緊急時のもの」と訴えた。JR御殿場駅前で街頭広報も行った。
子ども警察官委嘱 大仁署
一日警察官に委嘱された佐藤蒼史君(左)と佐藤心さん(左から2人目)=伊豆市の土肥小中一貫校
大仁署は適切な利用方法を紹介する教室を伊豆市の土肥小中一貫校で開いた。児童生徒2人を一日警察官に委嘱した。
委嘱されたのは佐藤心さん(8年)と佐藤蒼史君(6年)。警察官の制服を来た2人は同署の加藤義之地域課長から委嘱状を受け取り、署員とともに全校児童生徒約110人に対して○×クイズや模擬110番の実演を行って正しい利用方法を説明した。
佐藤心さんは「今後本当に大変なときに110番をしっかり活用できるようにしたい」と話した。
駐車場では警察車両の展示を行い、児童生徒はパトカーや白バイなどの乗車を体験した。
買い物客に啓発 裾野署
啓発品を受け取る来店者=裾野市のマックスバリュ裾野店
裾野署は、啓発活動を裾野市のマックスバリュ裾野店で行った。
署員や地域安全推進員ら12人が「事件、事故があった場合は迷わず通報してください」「相談、要望などは警察総合相談ダイヤルへ」と呼びかけながら、買い物客らに啓発品を配布した。同署管内で特殊詐欺被害が増えていることを受け、不審な電話には出ないことも伝えた。
啓発品を受け取った裾野市の女性(67)は「一度急かどうか考えてから110番に電話するようにしたい」と話した。