⚽清水エスパルス J1昇格へ初練習 FW北川「J2甘くない」「支え合い前進」
J2清水は9日、三保グラウンドで今季の初練習を行った。昨季途中から指揮を執るリカルド監督の下、選手たちは1時間半かけて軽めのメニューを消化。1年でのJ1復帰を目指して始動した。

昨季に大けがを負ったGK梅田とFW加藤、まだ来日していないMFホナウドとMFベンジャミン・コロリを除く31選手がグラウンドに姿を見せ、体を動かした。故障からの復帰を目指すMFヘナトアウグストは別メニューで調整した。
今季はクラブにとって2度目となるJ2の戦いに臨む。2016年のJ2シーズンを経験しているFW北川は「甘くはない。チームとして苦しい時期もあると思うが、支え合いながら前に進んで(昇格の)目標を達成したい」と力を込める。
練習は一般に公開され、約1200人(クラブ発表)の観客がスタンドを埋めた。チーム在籍14年目のMF竹内は「始動でこれほどの数は経験がない。これがエスパルスというクラブだな、と改めて感じさせられた」とサポーターに感謝。今季はかつて一緒に戦ったDF吉田が9季ぶりに復帰し「ベテランでチームを引き上げられるようにしたい」と語った。
チームは三保で24日まで調整し、鹿児島市での春季キャンプに向かう。指揮官は「選手のコンディションづくりを進めていく。昨季の課題の修正にも目を向ける」と述べた。
■契約未更新の4選手も参加
海外クラブなどへのステップアップを視野に今季の契約をまだ更新していないGK権田、MF鈴木唯、MF松岡、FWチアゴサンタナの4選手も練習に参加。チームメートと一緒に汗を流した。
練習後の取材対応で契約に関わる質問は不可とされ、松岡は「昨季は自分の良さを出せないシーズンだった。今季は最高のパフォーマンスを多くの人に見せられるように」と話すにとどめた。