プチヴェール、機能性表示食品に 静岡県東部特産、ストレスや疲労緩和
JAふじ伊豆(沼津市)は、アブラナ科の冬野菜「プチヴェール」が機能性表示食品に登録されたと発表した。沼津市と清水、長泉町などの特産で、新しいパッケージに機能性成分を表記して販売し、消費拡大を図る。
カルシウムやカロテン、鉄分などを豊富に含み、同JAはアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」の機能性表示を消費者庁に申請して認可された。ギャバは一時的なストレスや疲労感を緩和する効果が期待され、プチヴェールを炒めると、成分をより多く摂取できるという。
プチヴェールはメキャベツとケールを掛け合わせた小さな野菜。出荷は12月から始まり、1~2月に最盛期を迎える。同JAなんすん部会の生産者は20人。本年度は適度な降水量と暖かい気温に恵まれて生育は順調で、3月上旬にかけ、約6・5トンの出荷を見込んでいる。