静大・浜医大再編 ２０１９年合意「支持」 静大浜松の同窓会決議
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、静大浜松キャンパス（浜松市中区）の同窓会「浜松工業会」が２０日までに、２０１９年の両大の合意に基づく統合・再編を支持すると決議したことが関係者への取材で分かった。
浜松工業会によると、決議は１７日の臨時総会で行った。統合した１法人のもとで両大を再編し、静岡、浜松両地区の２大学制へ移行するとした両大の合意に「支持」を表明する内容。具体的な行動は今後、理事会の関係メンバーで検討していくという。
同決議について浜松市の鈴木康友市長は２０日の定例記者会見で、静大静岡キャンパス側の反対が根強く、計画が停滞していることに対する「同窓会の危機感の表れでは」と指摘した。その上で、計画の推進を求める浜松地域の一層の機運の高まりに期待感を示した。
鈴木市長は国際競争を勝ち抜く先鋭的な大学の誕生は高校など教育関係者からの関心が高いとも強調し、「静大側も理解して計画を推進していただきたい」と改めて訴えた。
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