全国高校駅伝２５日号砲 男子・藤枝明誠／女子・日大三島が出場
全国高校駅伝は２５日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われ、都道府県代表の男女各４７校が参加する。県勢は７区間４２．１９５キロの男子に藤枝明誠、５区間２１．０９７５キロの女子に日大三島が出場する。
男子・藤枝明誠 杉浦、水野で序盤に流れ
男子の藤枝明誠はエース杉浦、主将水野の１、２区で勝負を懸ける。チーム上位７人の５０００メートル平均記録は４７校中３４位だが「駅伝はタイム通りにはいかない」と清監督。適性に応じた区間配置で２時間５分台を目標に、県最高記録（２時間５分９秒、２０１５年加藤学園）更新も狙う。
出場は１３年ぶりだが、コースは毎年試走してきた。最長１０キロの１区は「７キロまでの上りで先頭集団に付き、１５位以内でつなぐ」と杉浦。水野は下りの３キロで８分３０秒以内を想定する。吉田中で全国中学駅伝８位入賞の盟友同士。水野は「都大路でたすきリレーできるのは奇跡」と話す。
上りが続き、留学生も集う８キロ区間の３区は１年木村を抜てき。中学時代に沼津市の愛鷹山周辺を走り起伏に強い。同じコースを下る４区はスピードのある３年村松を起用。中学時代はライバルだった杉浦、水野を追って藤枝明誠に来た。「ここまで３年かかった。県代表として恥ずかしい走りはできない」と決意を新たにした。
氏 名 学年 出身中学 ５０００メートル記録
杉浦 柊人（３年、吉田） １４分１３秒９５
○水野 健太（３年、吉田） １５分２０秒８４
木村 隆晴（１年、沼津今沢） １４分５１秒１０
村松 翼（３年、静岡末広） １４分３２秒４２
鈴木 陽斗（２年、伊東南） １５分１２秒１９
加藤 詩文（２年、静岡安東） １５分４秒９５
千々岩 暁（３年、静岡安東） １４分４１秒９０
田窪 玲央（２年、浜松佐鳴台）１５分１３秒１６
大関 真宙（２年、牧之原榛原）１５分１３秒６４
遠藤 海（１年、富士岳陽） １５分１１秒７２
※○は主将
女子・日大三島 世古ら下級生軸に 初陣
女子の日大三島は下級生が中心のメンバー構成。県大会でマークした１時間１２分４７秒のチーム記録を更新し、県勢が近年ははね返されてきた「２０位以内」（中村主将）を目標に初の都大路に挑む。
田中監督がポイントに挙げるのは高速レースの流れに「１００メートルでも長く乗ること」。最長６キロの１区は３０００メートルチーム最速の１年世古が濃厚だ。上りに強く、今年１月の全国女子駅伝で都大路の雰囲気も経験。エース区間の想定にも「楽しんで走りたい」と強心臓ぶりを見せる。
２～４区で鍵を握るのは２年武田。専門の８００メートルは２分８秒台で、短い区間でも流れを変える力がある。全国経験も豊富で「心構えなどを伝え、チーム全体を上げていきたい」と意気込む。３年小沢はアンカー５区（５キロ）を志願。卒業後の実業団入りに向け長距離仕様に仕上げていて「１、２年生が楽しんで走れるよう、精神的な部分では自分が前に立ちたい」と責任感をにじませる。
氏 名 学年 出身中学 ３０００メートル記録
大沼 乃愛（３年、函南東） ９分５１秒５９
小沢 心羽（３年、沼津片浜） ９分５２秒００
藤田 咲良（３年、富士宮北山）１０分１秒８８
武田 亜子（２年、三島南） ９分５７秒８３
大橋 友聖（２年、沼津五） ９分５１秒４９
世古 凪沙（１年、町清水） ９分３６秒３１
関口 楓花（１年、長泉） ９分４９秒９９
長田 彩沙（１年、御殿場） １０分１８秒６２
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