おいしい新米、学校給食用に 裾野の農家有志が寄付
裾野市深良新田区の稲作農家有志がこのほど、市に新米220キロを寄付した。市は今後、自校式の学校給食を提供している小学校7校に配る。
2013年に深良地区で始まった県の中山間地域ほ場整備事業がほぼ完了したことを記念し、生産者20人が協力したという。コシヒカリと地域ブランド米「するがの極(きぬむすめ)」の2品種。日照不足や多雨の影響が大きかった昨年に比べて今年は比較的天候に恵まれ、おいしい新米が実ったという。
有志代表の志村宏之さん(80)=大洞川土地改良区副理事長=が市役所に村田悠市長を訪ね、サンプル米を手渡した。志村さんは「ほ場整備事業のお礼を兼ね、地域のために何かできないかと考えた。多くの協力で当初予定していた200キロを超える米が集まった」と話した。