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テーマ : 選挙しずおか

三島市長選 立候補者の横顔 近藤正文氏(無新、46歳) 未来思い描く“戦略家”

 仕事に赴いたジャカルタで目にした光景が忘れられない。大雨の中、ずぶぬれになって傘を売る子どもたち。近くのカフェでは大人が優雅にお茶を飲んでいる。「何かが狂っている」。社会のひずみを感じ、政治家として世の中を変えたいと思うようになった。

近藤正文氏
近藤正文氏

 飲食店などを県内外で展開し、2013年に三島へ移り住んだ。人が穏やかで気候は温暖、自然も豊か。嫌いだった野菜は、三島に来てから大好きになった。そんな地元の魅力を感じる一方で、疲弊する地域経済には危機感を抱く。「この土地に根付こうと決めた。人任せにはしたくない」。市長選に名乗りを上げた理由だ。
 政策の目玉に掲げるのが「ママもパパも医療費無料」。物価高騰のあおりを受けやすい子育て世代の支援を充実させ、ファミリー層を呼び込んで消費を活性化させる。現状は近隣市町に人口が奪われているとし、「駅前の再開発は順番が逆。まずは人が増えなければ商売は成り立たない」。商売人として、子を持つ親として三島の未来を思い描く。
 分析し、予測を立てる“戦略家”。世界情勢から身近な出来事まで幅広く、「目の前のごみをどう捨てれば効率的か。考えて動けないこともある」。約30年前に始めたサルサダンスはスタジオを開業し、自己分析では「凝ったらプロになりたがる性格」という。

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