松ぼっくりのツリーを寄贈 商店街盛り上げ 静岡大成高
静岡市葵区の静岡大成高の美術部員が2日、松ぼっくりを材料にして制作したクリスマスツリー「松ぼっツリー」約150個を地元の同区鷹匠、駿府町の商店街に贈った。

昨年冬に駿河区で拾い集めた松ぼっくりを使い、一つずつ丁寧に緑や黄色に着色し、ビーズや綿などで装飾した。紙コップを塗装して幹を作り、本物のモミの木に見立てた大きなツリーも用意した。
部員はサンタクロースの衣装に身を包み、普段の感謝を述べながら各店舗を巡った。
部長の藤田殊子さん(17)は「商店街の雰囲気がさらに明るくなれば」と話した。ツリーを受け取った鷹匠1丁目商業発展会会長の杉山暁雄さん(75)は「生徒が丹精込めて作ったツリーでクリスマスを盛り上げたい」と感謝した。