東海大非常勤講師 静岡で授業ストへ 6人、無期雇用訴え
東海大に雇い止めを通知された非常勤講師8人が、撤回などを求めて東京地裁に提訴した問題で、同大教職員組合静岡支部の河合紀子支部長が1日、県庁で記者会見し、静岡キャンパス(静岡市清水区)で5、9両日に予定されている外国語(フランス、ドイツ、韓国語)の計5授業でストライキを行うと発表した。8人のうち、河合支部長を含めた同キャンパス所属の6人が参加する。
同組合の総会で全会一致で決めた。18年間韓国語を教えてきた河合さんは「大学とは長年友好な関係を築いてきた。提訴もストライキも残念だが、このままでは大量の雇い止めが強行される」と踏み切る理由を強調した。
8人は無期雇用契約への転換を認めないのは労働契約法違反だとして11月17日に提訴。いずれも勤務期間が通算5年を超え、ルールに沿えば無期転換を申し込めると訴えるが、東海大側は、8人とも特例で無期転換まで10年超の勤務が必要な研究者に該当し、申し込みはできないなどとしている。