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テーマ : スポーツしずおか

超攻撃的サッカーで輝き J2昇格濃厚のJ3藤枝MYFC 3-1で福島下す

 明治安田J3リーグは13日、第33節の7試合を行い、2位の藤枝は福島を3-1で下し、勝ち点を66に伸ばしてJ2昇格をほぼ確実にした。前節まで藤枝と同じ勝ち点で3位だった松本は1-4で宮崎に破れ、4位だった鹿児島が岐阜に1-0で勝利して3位に浮上した。鹿児島と松本の勝ち点はともに63で、藤枝との得失点差は鹿児島が15点、松本が17点。最終節で藤枝が負けて勝ち点で並んでも鹿児島、松本が得失点差を逆転するのは現実的に難しく、藤枝が圧倒的優位に立った。

藤枝―福島 前半32分、先制ゴールを決める藤枝・横山(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 前半32分、先制ゴールを決める藤枝・横山(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 前半35分、追加点のゴールを決める藤枝・横山(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 前半35分、追加点のゴールを決める藤枝・横山(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 後半21分、3点目のゴールを決める藤枝・鈴木惇(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 後半21分、3点目のゴールを決める藤枝・鈴木惇(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 試合に勝利し喜ぶ藤枝の選手=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 試合に勝利し喜ぶ藤枝の選手=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 前半32分、先制ゴールを決める藤枝・横山(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 前半35分、追加点のゴールを決める藤枝・横山(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 後半21分、3点目のゴールを決める藤枝・鈴木惇(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―福島 試合に勝利し喜ぶ藤枝の選手=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)


 昇格争いの“重い鎖”を断ち切り、藤枝の超攻撃的サッカーが輝きを取り戻した。「選手全員が原点回帰でチームの強みを確認し、自信を持って試合に臨めた」。主将の川島は会心の笑みで勝因を分析した。
 ここ3試合は2分け1敗で、前節は苦手の今治に12試合ぶりの黒星。単調になっていた攻撃を修正し、細かいパス回しと連動性を高め、試合開始から敵陣に攻め込んだ。
 前半32分の先制点は思い描いたとおりの形。中盤で1タッチパスを続けてつなぐと、ボランチの鈴木惇が浮き球でゴール前へ。相手マークを外した横山が胸トラップからゴールネットを揺らした。
 横山は3分後にも前線のボール奪取から追加点を決め、「思い切りの良さを出せた。自分は今までボールを前に運ぶ選手だったが、ゴールに直接関わるプレーで自信が付いた」と手応えを示した。
 ボールを保持する戦いを志向するが、今季を振り返り須藤監督は「状況に応じて無理にパスをつながず、前にける判断も必要。メリハリが付き、自陣でボールを奪われての失点が減った」と分析した。
 最終節の長野戦はJ2につながる内容が求められる。1得点1アシストと大事な試合で活躍した鈴木惇は「ここで満足したら成長はない。さらにプレーの質を高め、上を目指したい」と誓った。

藤枝MYFCの沿革  2009年創立で県1部リーグからスタートし、14年からJ3リーグで戦う。J3での最高成績は19年の3位。「激しい攻撃と組織的守備」をクラブ理念に掲げる。ホームタウンは藤枝市をはじめ志太榛原地域の4市2町。ホームスタジアムは藤枝総合運動公園サッカー場で、20年にJ2クラブライセンスを得た際、バックスタンドの改修が条件だったため、現在4000席の屋根付き観客席を設置する工事を進めている。

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