観光客誘導の手順確認 熱海・仲見世通り商店街
熱海市消防本部は9日、同市田原本町の仲見世通り商店街で消防訓練を実施した。休日は多くの観光客でにぎわうJR熱海駅前の同商店街で、迅速な消火活動と観光客の避難誘導の手順を確認した。

同商店街の1店舗から出火したとの想定。地元の町内会員がホースを消火栓につないで初期消火を行ったり、買い物客を安全な場所に誘導したりした。通報を受けて駆けつけた消防隊員が消火活動に当たった。
同本部と商店街が合同で訓練を行ったのは初めて。商店街の防災担当を務める磯聖幸さん(52)は「けが人を出さないように誘導して、みんなで熱海のまちを守っていきたい」と話した。同本部は、こんろやコンセントが原因で起きる火災や夜間の放火対策などを呼びかけるチラシを各店舗に配布した。