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テーマ : スポーツしずおか

新垣(日体大)、逆転で連覇 ゴルフ静岡県アマ選手権

 セキスイハイム東海CUP第51回静岡県アマチュアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は9日、静岡カントリー浜岡コース高松コース(6590ヤード、パー72)で最終日のラウンドを行った。1位と2打差でスタートした前年覇者の新垣厚樹(日体大)が4アンダーと好スコアを出し、逆転で連覇を果たした。

正確なショットで連覇を果たした新垣厚樹(日体大)=静岡カントリー浜岡コース(写真部・坂本豊)
正確なショットで連覇を果たした新垣厚樹(日体大)=静岡カントリー浜岡コース(写真部・坂本豊)
通算2オーバーで2位になった佐野健太(日大)
通算2オーバーで2位になった佐野健太(日大)
女子トップで7位に入賞した松原亜美(静岡市)
女子トップで7位に入賞した松原亜美(静岡市)
正確なショットで連覇を果たした新垣厚樹(日体大)=静岡カントリー浜岡コース(写真部・坂本豊)
通算2オーバーで2位になった佐野健太(日大)
女子トップで7位に入賞した松原亜美(静岡市)

 2位にはトータル2オーバーの佐野健太(日大)が入り、久能大紀(富士市)が前日の11位タイから3位まで順位を上げた。松原亜美(静岡市)は女子のトップで7位タイに食い込んだ。

 ■新垣「重圧はねのけ自信に」 正確アプローチ、本領存分
 切れ味鋭いショットを武器に、新垣が前年に続いて静岡県アマの頂点に立った。トータルでただ1人アンダーパー。「連覇の重圧をはねのけて優勝でき、自信になった」と会心の笑みを浮かべた。
 ドライバーの平均飛距離は290ヤード。高校生までは飛ばす方だと思っていたが、大学に進み高いレベルの環境に身を置き「正確さが自分の持ち味」と足元を見つめ直した。
 この日はアイアンをピンに絡め、6バーディーを奪った。ただ、自身が「勝負の鍵になった」と挙げたのは9番パー4のアプローチ。グリーン右奥15ヤードからロブショットを使ってパーを拾い、「これ以上ない」と振り返った。
 アプローチは元々得意だったが、プロで活躍する大学の先輩・河本力から直接指導を受け、技の引き出しを増やした。「グリーンを外しても大丈夫と、思い切り攻めることができた」と実践でさらに手応えをつかんだ。
 冬場の課題にはパターの強化とアイアンの距離感をつかむことを挙げる。「来年は日本学生選手権に出場し、将来は日本ツアーで活躍したい」。確かな目標を持ち、一歩ずつ階段を上がる。
 (寺田拓馬)

 ■勝負どころで力みが… 痛恨ミス 佐野2位
 「勝負どころで力みが出た」。2位に終わった佐野は得意のドライバーで犯したミスを悔やんだ。
 四つスコアを伸ばして迎えた11番パー5の第1打。一つ年上の新垣からオナーを奪ってドライバーを振り抜いたが、左の林に。ボールは木の根元に止まり、痛恨のボギー。勢いを失うと、その後さらに3ボギーをたたいた。
 腰の故障から復帰し、大会前日にクラブを握ったばかり。フルスイングできない中でスコアをつくったが、「第2打の柔軟性が足りない。いろいろな球筋で攻めないと上のレベルに行けない」と自身の課題を指摘する。
 下半身を鍛え上げた上で、「大学でレギュラーになって経験を積み、来年はライバルを倒して県アマのタイトルを取りたい」と宣言した。

 ■松原が7位 女子トップ ウェッジ1打で復調
 四つのバーディーを奪ってこの日1アンダーで回った松原が、女子トップで7位タイと存在感を示した。
 前日からショットに迷いがあったが、難しい状況での1打で感覚を取り戻した。13番パー4の第2打、つま先下がりからウェッジでスライスを打ち、ピンそばに付けてバーディー。「はまった」という納得のショットでほかのクラブの安定感も増した。
 静岡ガスエネルギー(静岡市駿河区)に勤めながらアマとしてゴルフを続ける。「環境を与えてくれる周囲に感謝しながらレベルアップを図りたい」とさらなる精進を誓った。

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