旧植松家住宅 市民が清掃ボランティア 裾野、3年ぶりに
裾野市はこのほど、同市の中央公園内にある国指定重要文化財「旧植松家住宅」で、ボランティアによる清掃を3年ぶりに実施した。
旧植松家住宅は18世紀初め以前に作られたとされ、同市石脇から移築された。市は2016年から展示会や演奏会といった住宅の利活用を推進している。
清掃には市民ら15人が参加し、古民家の特性に合わせて板の間を米ぬかで磨いたり、畳を茶殻で掃いたりと、昔ながらの方法で取り組んだ。同住宅に27歳ごろまで住んでいた同市の植松繁さん(78)は「今は人が住んでいないので管理が難しい。多くの方に清掃していただきありがたい」と話した。