天竜相津 花桃の里「花桃カレー」 地元野菜の甘み溶け込む【道の駅 食探訪⑧】
春になると周辺に花桃が咲き誇る「天竜相津 花桃の里」（浜松市天竜区）の一押しメニューは「花桃カレー」。ちまたではスパイスカレーが人気だが、こちらは野菜の甘みが溶け込んだ“家庭の味”だ。
ナスやトマト、タマネギなど、地場産品コーナーに並ぶ旬の野菜を炒め、豚肉と一緒に形が崩れるまで数日かけて煮込む。水分が減ってほとんどペースト状になったルウはまろやかで、子どもから高齢者まで食べやすい。伊藤哲夫社長（７６）は「『ここに来たらカレー』と言ってくれる人もいる。この地域ならではの食材は少ないが、スタッフが試行錯誤して作り出したほのぼのした一皿を味わってほしい」と話す。
カレーうどんやかつカレーを含めて年間約７千食を提供する。サラダ付きで７００円。
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