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テーマ : 芸能・音楽・舞台

ウクライナ支援 11月13日にチャリティーコンサート 浜松の音楽家団体、避難留学生と交流

 浜松市の音楽家団体「ミュージシャンズ・アソシエーション・ハママツ」が11月13日、同市中区のクリエート浜松でウクライナ支援チャリティーコンサートを開く。東欧に居住歴のある会員たちが戦禍に苦しむ人々を支援しようと企画した。29日に南区の「ティーホール」で行った練習に同国から避難している留学生2人が訪れ、支援への感謝を伝えた。

浜松の演奏家たちと交流するダリアさん(左から3人目)とアナさん(同4人目)=浜松市南区のティーホール
浜松の演奏家たちと交流するダリアさん(左から3人目)とアナさん(同4人目)=浜松市南区のティーホール

 ポーランドの音楽大研究科を修了した同市のピアニスト鈴木絢子さん(32)が、個人で活動する演奏家の交流の場として4月に結成した団体。チェコ留学歴のある同市出身のビオラ奏者富田直樹さん(35)らと旧ソ連による東欧各国への侵略の歴史を語り合う中で、「平和につながる活動を」と慈善イベントを計画した。会員ら8人が無報酬で演奏し、会場に募金箱を設けて日本ユニセフ協会に全額寄付する。
 浜松市で同国の避難民を支援する「ポーランド市民交流友の会」が企画に賛同し、キーウ大から静岡大工学部に留学しているダリアさん(22)とアナさん(21)を練習会場に招いた。2人は安全な環境での研究を望んで9月に来日し、半年間滞在する予定。「今もキーウは日常的にミサイル攻撃を受け、家族や友人が心配。日本の支援はとてもうれしい」と思いを語り、演奏を鑑賞した。
 鈴木さんは「企画を通じて避難の当事者とつながりができたのは大きな意義」と出会いを喜び、「多くの人に思いを寄せてもらえるよう演奏したい」と意欲を新たにした。
 演奏会は午前10時から11時半まで。入場無料、予約不要。

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