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テーマ : 三島市

発達障害テーマ実録映画上映 監督トークも 三島市

 発達障害の実情を描いたドキュメンタリー映画「だってしょうがないじゃない」の上映会(ありままの会主催)がこのほど、三島市の県総合健康センターで開かれた。自身も発達障害と診断され、映画にも出演している坪田義史監督がトークを披露し、発達障害について「恥ずかしいことではない。堂々と生きていきたい」と思いを語った。

トークを披露する坪田監督=三島市の県総合健康センター
トークを披露する坪田監督=三島市の県総合健康センター

 映画は坪田監督と同様に発達障害のある叔父の「まことさん」を主人公に、3年間の生活を実録した。坪田監督はまことさんについて「本当に純粋。美しいものがあると思った」と語り、「自分もフレームに入り、発達障害の概念を捉え直したかった」と撮影を始めた当時を振り返った。
 発達障害に対する社会の認識として「恥ずかしいとか、できない人の象徴とか。『害』という字が付いているためか、そんな思いがある」と指摘。映画撮影を通じて発達障害を恥ずかしく感じなくなったとし、「誰にでも心にグラデーションはある。受け入れる社会が発達すれば障害はなくなる」と強調した。

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