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テーマ : 長泉町

富士山の時代背景紹介 江川英龍、功績もたどる 長泉のベルナール・ビュフェ美術館 「わたしたちの東海道」トークイベント

 長泉町のベルナール・ビュフェ美術館は16日、12月18日まで開催中の特別展「わたしたちの東海道-富士山のある風景の魅力」のトークイベントを同館で開いた。伊豆の歴史を研究するNPO法人伊豆学研究会理事長の橋本敬之さんが「江戸から現代までつづく“わたしたちの東海道”」をテーマに講演し、約20人が聴講した。

江川英龍が描いた富士山を紹介する橋本さん=長泉町のベルナール・ビュフェ美術館
江川英龍が描いた富士山を紹介する橋本さん=長泉町のベルナール・ビュフェ美術館

 橋本さんは、東海道五十三次の成り立ちや宿場町が担った役割のほか、幕末期の幕臣で伊豆韮山代官の江川英龍が描いた「富士山画賛」を紹介。「韮山反射炉建設に尽力した一方、絵や漢詩などをたしなむ文人でもあった」と説明した。
 伊豆市出身の写真家上田彦次郎が昭和30年代、ガラス乾板で伊豆半島各地から撮影した写真なども示し、江戸時代以降に描かれた富士山の絵や写真から読み取れる時代背景を解説した。

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