三島市消防団 ドローン隊お披露目 災害時、情報収集や捜索に活用
三島市消防団は16日、災害時に情報収集や遭難者の捜索などを行うドローン隊「レッドウイング」のお披露目式と秋季訓練を同市の富士山南東消防本部で開催した。
同市外五ケ市町箱根山組合の貸与を受け、消防団では訓練用2機を含む4機のドローンが配備されている。本年度から各方面隊からの希望者18人でレッドウイングを結成し、実機を用いた定期的な訓練を重ねて災害時の出動に備えている。ドローンは最高高度300メートルまで上昇し、市内を広範囲に撮影して地上のモニターに映像を送信できるほか、赤外線カメラを取り付ければ山中での人の捜索にも活用できるという。
お披露目式では高度120メートルまでドローンを上昇させ、関係者が上空からの映像を地上で確認した。水口勇団長は「画像が鮮明で精度は高く、人が入れない場所にも有効。しっかりと使いこなせるよう訓練を重ねたい」と話した。
秋季訓練では団員約200人が参加し、3班に分かれて5カ所の火点を想定した中継送水訓練を実施した。