優れた立地、唯一無二の個性 富士SWホテル運営 日本ハイアット・坂村代表取締役一問一答
富士スピードウェイホテルは、ハイアットのブランド「アンバウンド コレクション」の国内初施設。取材に応じた日本ハイアットの坂村政彦代表取締役(49)は「都会を離れて過ごすには距離的にもアクセス面も便利なロケーション。地域の魅力を幅広く知っていただくお手伝いをしたい」と語った。一問一答は次の通り。
―ブランドのコンセプトは。
「唯一無二の個性を持ち、独自のストーリーを放つホテルのブランド。ハイアットブランドではなく場所の個性やコンセプトを前面に出す。日本の自然を象徴する富士山と、産業界を代表する企業のトヨタ自動車が融合する富士スピードウェイは唯一無二に合致し、第1号にふさわしい」
―想定する客層は。
「モータースポーツに興味がある人、関連したビジネスに携わる人が大きなターゲットになる。都市から離れ自然体験をしたい、気軽にリゾート体験をしたいという家族やカップルも呼び込みたい」
―地域との連携は。
「周辺には自然、文化、ショッピング、スポーツの体験の場がある。地元で体験の機会を提供している事業者と連携、協業したい。既に農家や釣り堀運営者と話をしている。富士山の文化遺産としての側面も発信したい」