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テーマ : 選挙しずおか

河津町議選 下位争い、混戦模様 空白地区への食い込みが鍵

 10月2日投開票の河津町議選は定数が前回選より1減の10に対して、現職8人、新人3人の計11人が立候補した。海岸近くの中心部、下河津を中心に激戦が繰り広げられ、特に下位は混戦模様だ。
 告示間際まで無投票が取りざたされていたが、一転して選挙戦に突入した。前回選の当選ラインはおよそ200票だったが、混戦のため150票近くまで下がるとの声がある。投票率は4年前の72%を下回りそうだが、それでも7割近くとの見方が強い。
 下河津では、前回選でトップ当選の大川氏が地盤の田中地区から谷津地区にも進出する。5期のベテラン宮崎氏は大票田の笹原地区を手堅くまとめ、渡辺弘氏は谷津から笹原にも切り込む。長野地区からは最年少46歳の遠藤氏、見高浜地区からは元消防団分団長の桑原氏も出馬していて、それぞれの支持基盤を固めつつある。
 上河津は梨本地区の上村氏が元町長の義父の地盤を引き継いでいて堅調。大鍋地区の渡辺昌氏は農業関係に浸透し、川横地区の4期稲葉氏は実績をアピールし下河津への浸透も図る。
 新人3人はいずれも下河津の見高エリアから出馬した。見高入谷地区の正木氏、長野地区の鈴木氏、見高浜地区の北島氏の3人で、鈴木氏と北島氏は移住者。票の掘り起こしを図っている。
 下河津は上河津の票数のおよそ3倍を抱えている票田。空白地帯の峰や浜の両地区への食い込みが上位進出への鍵となりそうだ。

 ■立候補者(届け出順、定数⑩―11)
 大川良樹 50 無現 飲食業
 宮崎啓次 70 無現 電気設備工事会社会長
 正木誠司 59 無新 電力関係会社社員
 遠藤嘉規 46 無現 飲食業
 桑原猛 53 無現 工務店経営
 稲葉静 74 無現 農業
 鈴木篤 64 無新 民泊経営
 上村和正 56 無現 議長
 渡辺昌昭 64 無現 農業
 渡辺弘 74 無現 [元]物産会社役員
 北島正男 69 無新 介護士

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