「かけ子」監禁 起訴内容否認 静岡地裁沼津支部初公判
特殊詐欺グループから脱退しようとした「かけ子」の監禁事件で、監禁や暴行などの罪に問われた東京都練馬区、無職の男(31)の初公判が27日、静岡地裁沼津支部(室橋秀紀裁判官)で開かれ、被告は「関わっていません」などと起訴内容を否認した。
冒頭陳述で検察側は、被告から逃れ連絡を絶ったかけ子に対し、仲間が探し出して被告のもとに連行した同事件の経緯や犯行状況などを説明した。
起訴状などによると、被告は仲間と共謀し、3月9日午後から12日午前までの間、沼津市内の駐車場で脱退しようとしたかけ子の20代男を、乗用車で都内の雑居ビルなどに連行して顔を蹴る暴行を加え監禁したなどとされる。