大幅な事業費増大 鉄道高架化に質問相次ぐ 沼津市議会一般質問
沼津市議会９月定例会は２７日、一般質問を行い、６氏が登壇した。県が市負担分も含む大幅な事業費増大見通しを明らかにしたＪＲ沼津駅付近鉄道高架事業に関する質問が相次いだ。
川口三男氏（共産党）は高架工事に関連した道路整備などを含む沼津駅周辺総合整備事業や、高架完成後の鉄道施設跡地利用について質問した。平野明文沼津駅周辺整備部長は事業の完了時期について、高架化後でなければ施行できない箇所があるとし、「高架完了後、おおむね５年程度」と述べた。施設跡地には、公共公益施設や防災公園などを検討しているとした。
梅沢弘氏（無所属）は、事業費増大を踏まえ、改めて高架化の是非を問う住民投票をすべきとただした。頼重秀一市長は高架化が市長選などの結果を踏まえて進められたとし、「住民投票を実施する考えはない」との認識を示した。
同日は県市議会議長会長を務める浅原和美議長が、安倍晋三元首相の国葬に出席したため、長田吉信副議長が議事を務めた。
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