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テーマ : 裁判しずおか

カード不正使用 被告夫婦認める 静岡地裁富士支部初公判

 富士市で経営していた施設の利用者から預かったキャッシュカードで不正に現金40万円を引き出したとして窃盗の罪に問われた大阪府羽曳野市、共に派遣社員の女(57)と夫(48)の両被告の初公判が26日、静岡地裁富士支部(西沢諒裁判官)で開かれた。両被告は起訴内容を認めた。
 検察側は冒頭陳述で、薬物依存の回復施設を運営する中で、生活費や暴力団幹部への借金返済に充てるために施設利用者の口座から現金を引き出したと指摘した。同幹部の機嫌を取る目的で同じ口座から現金を引き出していたことも明らかにし、検察側は今後、ほかに数件を追起訴する方針を示した。
 起訴状などによると、2020年12月25日、施設利用者から預かったキャッシュカードを不正に使用し2回にわたって計40万円を引き出したとされる。関係者によると、被害総額は3千万円に上るとみられる。

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