母校に100号の富士山画寄贈 富士高100周年で画家太田さん
富士市岩淵の画家太田昭さん(86)は13日、母校の富士高がことしで創立100周年を迎えるのに合わせて、100号サイズの富士山画を同校に寄贈した。
寄贈した水彩画「満月緑富士」は、雄大な霊峰と手前に大小さまざまな富士山が並び、鳥の群れが満月に向かって飛び立つ様子を描いた大作。生徒がそれぞれの夢に向かって羽ばたき、富士山のように大きく育ってほしいとの願いが込められている。
太田さんは同校7回卒。創立100周年記念事業実行委の依頼を受け、寄贈にふさわしい作品を選んだ。
太田さんと実行委のメンバーが同校を訪ね、絵を贈った。太田さんは「母校に自分の作品を寄贈できて光栄。世界の富士山が最も似合う学校は富士高だ」とあいさつした。杉山禎校長は「後輩を大事に思ってくださる卒業生の心を生徒に伝える」と述べた。