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テーマ : 芸能・音楽・舞台

加山雄三さん朝霧JAM出演へ 「最後のフェス」は富士宮

 コンサート活動終了を宣言した歌手で俳優の加山雄三さん(85)が、最後の音楽フェスティバルでの演奏機会として、10月に富士宮市で開催する「朝霧JAM(ジャム)」に出演することが12日、関係者の話で分かった。近く正式発表する。

2019年のフジロックフェスティバルで「ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA」のステージにゲスト出演した加山雄三さん=2019年7月、新潟県湯沢町(C)MasanoriNaruse
2019年のフジロックフェスティバルで「ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA」のステージにゲスト出演した加山雄三さん=2019年7月、新潟県湯沢町(C)MasanoriNaruse

 加山さんは9月9日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で最後の単独コンサートを終えたばかり。2013年から続く国内各地の野外フェスへの出演も10月8、9日の朝霧ジャムで打ち止めとなる。12月のクルーズ船イベントで正式に演奏活動から引退する。
 朝霧ジャムは2001年から富士宮市で毎秋開かれている国内屈指の伝統を誇る野外フェス。19年は台風接近、20、21年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止した。4年ぶりの開催に当たり、西伊豆町に停泊させたクルーザーを通して住民との交流を深めるなど本県との縁も深い加山さんに出演を依頼し、快諾を得た。実行委員長の秋鹿博さん(79)=富士宮市=は「5年前からの打診が実った。出演は富士山が取り持つ縁だと思っている。あこがれの存在である加山さんが最後のフェスに朝霧ジャムを選んでくれて光栄」とステージ登場を心待ちにする。
 加山さんは19年に腰を圧迫骨折し、同年のツアー中に軽い脳梗塞を発症。20年には軽度の小脳出血を起こし活動を休止したが、そのたびに復帰した。今年4月に85歳を迎え、満足できる演奏を提供し続けられるか葛藤し、年内の終了を決めた。

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