理数横断「STEAM教育」 富士駅北口構想、企業など協力見通し
富士市は31日、理数教育を横断的に捉える「STEAM(スティーム)教育」をJR富士駅北口の公益施設で計画する「STEAMラボ」について、学校や企業の協力が得られる見通しを示した。JR富士駅北口都市機能整備構想について協議した市議会建設消防委員会協議会で説明した。
市によると、構想案に盛り込んでいる公益施設にSTEAMラボを開設した場合、約30の大学や高校、市内の事業所などが協力できると回答した。教員向けのプログラミング講座や、市民に対する人工知能(AI)入門講座などに関心が示されたという。一方で、「デジタルテクノロジーを活用」の言葉を冠した施設のコンセプトについては、デジタルを駆使したスペースの開設は「ランニングコストを含めて収益的に難しい」として見直すことを報告した。