弥生土器を修復 児童ら役割分担 登呂博物館で「学芸員養成講座」
静岡市駿河区の登呂博物館は16日、小中学生に学芸員の仕事を知ってもらう「子ども学芸員養成講座」の一環として、割れて破片状になった弥生土器を接合し、修復する体験会を開いた。
県内の児童ら10人が参加した。土器の破片は全部で18個。割れ目や色、厚さなどから、土器のどの部分に当たるか話し合い、接着剤を使って接合した。児童らは破片を持つ人、接着剤を付ける人、接着剤を乾かす人などに役割を分担して、一つの土器を完成させた。
藤枝市立青島小6年の田崎茜さんは「仲間と協力しながらパズルのように土器を組み立てられて楽しかった」と喜んだ。
全3回の講座の2回目。23日に開く3回目では、児童らが登呂遺跡について解説する展示を自作する。
(社会部・沢口翔斗)