解散控えOBと記念試合 仲間との思い出忘れずに 磐田・豊田グリーンズ少年野球団
今年いっぱいで解散する磐田市の豊田グリーンズ少年野球団は14日、OBとの記念試合を同市の豊田加茂グラウンドで行った。41年の歴史を忘れないように思い出を残そうと、新旧の団員がはつらつプレーを披露した。
1982年に創設された同野球団は、少子化に伴って団員が減少。現在は団員が10人いるが、コロナ禍で思うように新入団の勧誘ができず、来年の団員確保が困難になり解散を決めた。
そんな中、長男が現役団員で、自身も11期卒団生の袴田知裕さん(42)が「現役もOBも仲間との思い出が残せる試合をしたい」と記念試合を企画。同期の卒団生を中心に参加を呼び掛け、OB15人が集まった。
記念試合では、現役団員が見事なダブルプレーを見せるなど、日頃の練習の成果を披露し、先輩たちとの対戦を楽しんだ。
主将の山口瑛大君(12)は「解散はさみしいけど、記念試合を開いてくれてありがたい。最後の年代として、最後まで精いっぱい頑張りたい」と話した。
(磐田支局・八木敬介)